企業型と個人型

確定拠出年金は大きく分けると、『企業型』と『個人型』の2種類に分けることができます。
両者の最大の違いは、企業型は企業が掛け金を払うことに対し、個人型は加入者本人が掛け金を払うことです。このように書くと、一見企業型の方が加入者の負担が少なくお得なように見えますが、一概にはそうとも言えません。

そもそも、確定拠出年金は加入者本人が掛け金を運用することになります。そのため、同じ掛け金でも運用次第で最終的な支給額は人それぞれ大きく変わってきます。
これは、企業型・個人型ともに言える話です。

運用商品には大きく分けて、配当は少ないがリスクの小さい元本保証型のものと、配当が多くなるチャンスはあるがリスクの大きい投資信託型の2種類があります。


ここで、注意しなければならないのは、元本保証型に頼り切ることも少なからずリスクを負うことになるということです。それは、確定拠出年金は決して短期的な資産運用ではないからです。長い目で見たとき、元本が減ることを極端に恐れてほとんど運用しないことは、得られるはずだった利益を自分から放棄していることと同義です。


(※注:高齢になってから確定拠出年金に加入したなど、加入年数が少なくなる場合はこの限りではありません)

企業型ならば自分が掛け金を払わないからピンと来ない場合もありますが、個人型なら自分で出した掛け金なので、積極的に増やしていこうと意識は高まりやすくなります。

更に個人型の場合掛け金は所得控除の対象になり、所得税・住民税の軽減がされ、確定拠出年金の恩恵を受けやすくなります。


企業型の場合も同様に税制優遇は受けられますが、所得控除等は企業にとってのメリットとなるので加入者自身にその恩恵は感じにくくなります。

企業型の場合、「何となく会社がやっているからやっているだけ」ということにもなりかねないので、意識して定期的に運用の仕方に目を向けることが大切だと言えます。